私の母は現在80歳代前半で、一人暮らしをしています。年相応の理解力の低下はありますが認知症などではなく、スマホも使っています。
私が実家に家庭の事情でしばらく滞在していた時、母が普段利用している生協の宅配サービスでは購入できないものを、イオンのネットスーパーで注文する事を提案しました。
なぜイオンにしたかというと、母が普段買い物に出かけるお店の中にイオンがあり、慣れ親しんでいるからと思ったからです。
それに加えて、配送してくれる地域かどうかということも考えて決めました。
私が実家に滞在中は利用できたのですが‥
私が実家に滞在中は、私と一緒にスマホを操作をしながら、複数回イオンのネットスーパーで注文することができました。
しかし、私が実家を離れた今では結局、使うことができなくなってしまったのです。
母はもともと買い物に出歩く事は嫌いではありませんし、近くに住んでいる妹家族のおかずを作るために、買い物にはよく出かけていました。
ですが、実家は坂道に囲まれていて、近くのスーパーまで坂道を歩いて30分はかかるのです。
お金が絡むネットでのお買い物に抵抗があるようでした
もちろんバスがあるのですが、バスを利用したら安く買ったものが結局安くならない!という母の論理で、バスは利用しないのです。
しかも生活用品を購入すると、重たい、かさばる、ということもあり、いつも大変な思いをしていたようです。そんな事もあって、ネットスーパーを試す事になったのです。
しかし結局、いくらスマホを使用してネットで調べものをすることができる母であっても、お金が絡む買い物となると、少し怖い…と思うようでした。
ネットスーパーの利用で気に入っていた点
もちろん重たいものやかざばる物、例えば洗剤やトイレットペーパーなどの購入が簡単にできるという点ではかなり気に入っていました。
また、価格もお店で購入するものとそれほど変わらない、ということも気に入っていました。
母のような物の考え方をする高齢者や、とりあえずスマホが利用できる高齢者にとってネットスーパーはとても便利だと思うのですが…。
画面操作がもう少し簡単で、しかも決済方法が安全というような、そんなシステム開発が進むともっと便利になると思いました。
高齢者のサポートがされるようなシステム
個人的には、高齢者のサポートがされるようなシステムがあるといいなと思います。
例えば買い物価格が少なくても、高齢者には配送料が不要になるとか、高齢者独自の割引サービスが宅配サービスでも適用になると、もっと利用範囲が広がると思います。
私が滞在中の数ヶ月間、おうちでイオンで月額1万円程度の利用をしていましたが、現在は結局利用していません。
便利なサービスを利用するときには、やはり利用する人に合わせて考えていく必要があると思いました。高齢者にとっては、最終的に自立して活用できることが大切と考えます。